I Love Rally

ラリーを追いかけて、見つけたもの 【 I LOVE RALLY アイラブラリー No.115 文:エンピツ舎 あめかよ】

2026.06.12

名古屋でのセレモニーを皮切りに、伊勢神SS、藤岡SSS、鞍ケ池公園SSSへ。豊田スタジアムのコンテンツを巡り、リエゾンでは恵那駅前や岩村に足を運んだ。

恵那駅前の西銀座通りでは、商店街の「まちなか市」が行われていた。朴葉寿司や五平餅、鮎焼きなど、おいしそうなものが並びあちこちで長い列ができていた。おやつを頬張りながらパブリックビューイングを楽しむ人々の姿もあり、商店街はにぎやかな空気に包まれていた。

ラリーがなければ訪れなかったかもしれない町で、知らなかった味や風景、人の温かさに触れる。そんな旅の時間も、ラリー観戦の楽しさのひとつだ。

 

ラリーをきっかけに、その土地を楽しんでいるのは観客だけではなく、大会の前後に少しだけ旅行を楽しむ選手やスタッフもいる。一方、地元出身の勝田貴元選手は、毎日どこかのイベントに参加しているのではないかと思うほど、多忙な里帰りウィークを過ごしていたよう。

サファリ・ラリー・ケニア、クロアチア・ラリーで2連勝を飾った勝田選手。初優勝を成し遂げた今、聞いてみたいことがあった。

何度も悔しい思いをしながら挑戦を続け、ようやく手にした初優勝。その後、気持ちはどのように変わるのだろう。さらに大きなプレッシャーを感じるのか。それとも、一度勝った経験によって、少しだけリラックスできるようになるのか。

トップドライバーから、これからの活躍が期待されるWRC2の選手までに同じ質問を投げかけた。返ってきた答えは、似ているようで異なりとても興味深いものだった。

厳しい世界で戦い続けるために必要なのは、運転技術だけではない。刻々と状況が変化する中で冷静に判断し、自分の気持ちをコントロールする力も求められる。

穏やかな笑顔の奥にある、プレッシャーとの向き合い方。その一端を垣間見ることができた。選手たちの言葉には、私たちの日常にも生かせるヒントがありそうだ。

 

詳しいインタビューは、7月発行の『FORUM8 Up&Coming』154号でご紹介します。発行時に、またお知らせします。

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