I Love Rally

雪!スピード!寝不足!

2026.02.12

【 I LOVE RALLY アイラブラリー No.107 文:エンピツ舎 あめかよ】

スポーツ好きにとって、少しだけ過酷で、でも最高に幸せな1週間。ミラノ・コルティナ・オリンピックは中盤に差し掛かり、そして今日からWRC第2戦ラリー・スウェーデンが始まる。テレビの前で過ごす時間は自然と長くなり、寝不足は避けられない。それでもこの「疲れ」がなんだか嬉しい。

白い景色に映えるラリーカー。その横でひときわ目を引くのがSwedish Blue と Swedish Yellowのニット帽だ。すっきり爽やかで明るい色が、白い雪によく似合う。冬のラリーならではの風景をつくり出している。

路面は氷と雪に覆われていて、スピードが鈍るのかと思いきや平均速度はWRC屈指という。2026年はSS18本、総距離300kmという構成に加え、何度も使われてきた定番コースの逆走も導入される。同じ道なのに、逆から走るだけで壁が反対側になったり、日当たりが変わったり違うコースとも言える。

気温はマイナス25度まで下がることもあり、凍りつくような環境の中で、メカニックは繊細な整備を続け、ドライバーは時速200km近いスピードで雪壁の間を駆け抜ける。ワクワクしない理由が見つからない。

昨秋のFORUM8 Rally Japan 2025で選手たちに質問した。

「VRで理想のコースを作るなら?」

返ってきた答えは、それぞれの“ラリー観”そのものだった。
モンテカルロで華麗な勝利を飾ったオリバー選手は、「雪のジャンプや、長いコーナーのあるコース!」。日本の勝田選手は、「ずっとジャンプ。ジャンプ。ずっと5速で全開で行きながらジャンプするのが好きです!ずっと雪でジャンプ!」と答えてくれた。

どの選手にも共通していたのは、“自分がいちばん気持ちよく走れる道”を思い描いていることだった。リアルとバーチャルの間で描かれる理想のステージには、ドライバーの素顔がにじみ出ている。

寝不足はしばらく続く。暖かい飲み物を片手に、凍てつく森の中を疾走するマシンを見つめる時間はやっぱり特別だ。さあ準備をととのえて応援しよう!!

 

インタビュー記事はU&C 152 👉 🔗 https://www.forum8.co.jp/topic/wrc152-2.htm

FORUM8 WRC2 Most Stage Wins Award」は2026シーズンも継続!

©️ Jaanus Ree / Red Bull Content Pool

LOADING